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E3 2016トレーラー feat. Afrojackはこうして創られたpart.2

カテゴリ:FFXV開発スタッフによる記事

こんにちは、加藤です。
前回ご紹介したE3トレーラーメイキングでは闘い始まりまでしかお伝えできませんでしたが、その後どうなったのか?
今回は続きをご紹介します!

part1はこちら



■平行する撮影と編集

膨大なバグに悩まされ最初は撮影が思うように進みませんでしたが、徐々に素材が集まり始めて編集も少しずつ進んでいきました。

さてバトル動画の編集で辛いところのひとつは、同じ素材は二度と上がってこないというところです。
例えば「この画良かったのにバグってた!」となったら当然撮り直しなんですが、全く同じことは再現できません。
そうなると撮り直されたものは画の構図も動きのタイミングも変わってしまうので、使い所や置き所を探し直さないといけないのです。

 

また編集の更新によって素材に対する要求レベルが上がったり要求内容が変わったりもします。これはクラッシュ&ビルドを繰り返すゲーム制作と同じで、編集と再撮影を行き来するジリジリした時期がしばらく続きました。




■七転八倒の末に

モノづくりの過程ではよくあることだと思いますが、色々こねているうちにどうにもしっくり来ず、良く分からなくなってくることがあります。
今回も一度その状態に陥ってしまいました。

曲の調整も固まってきたとある日のバージョンで、自分でもしっくりこないと思いつつ田畑さんに「どうでしょう?」と見せたところやっぱり「これ?まったくテンション上がらないねw」とサクッと最悪な感想を言われ、一度自分の中で大きくテコ入れすることに。

 

冒頭の雄大さから徐々にテンションを上げてピークを保つためにかなりの調整を行いました。
再び息切れするような立て直しをした末になんとか持ち直し、

「うん、これは本能に響く。ついに一線超えたねHide!」by田畑さん
「The trailer looks epic!!! Great job Hide!!!!!」by Afrojack

と言ってもらえるところまで高めることができたのです。(誇張気味)



■撮影は続くよどこまでも

編集がおよそ固まりつつあった段階になっても撮影はまだ続いていました。
part.1で述べたように要求が変わったり、新たに別のシチュエーションが必要になったりとギリギリまで素材の更新と追加が続いていたのです。

 

最後の方は流石に一人の撮影では追い付かないので、一部は開発メンバーにも手伝ってもらいました。
素材に対する要求がギリギリのラインを目指すと、そこを一番分かっている開発者自身が撮影した方がいいことも多いです。

また欲しい画や尺感を一番分かっているのは編集している僕自身なので、自分でも撮影をして追い込みを続けていました。




■「1フレにこだわれないやつは死ね」を心に刻んで

本当のギリギリまで撮影と編集が並行しましたが、とことんこだわった素材を活かすために編集も一切の手を抜けません。
今回は曲がベースにあるのでカットポイントは曲に依存していますが、そこにどう収めるかはしっかり見極める必要があります。
同じ素材、同じ尺でもそれをどう切り取るかで印象は変わります。バトルフッテージでもカット繋ぎにはかなり神経を使いましたが、今回ももちろんそこは忘れないように心掛けています。

 

これは又聞きですが、「1フレにこだわれないやつは死ね」という言葉を聞いたことがあり、以降僕の中に刻まれています。

たった1フレームのタイミング。

アニメーターやカットシーンアーティストの端くれでもある自分にとってこれは大事なことで、たまに妥協しそうな時にこれを思い起こして踏ん張るようにしています。



■ゴンゴン言わせるために

こうして行われてきた編集でしたが、ゲーム制作と同じ姿勢で中身を突き詰めていき、タイトルも調整し、ようやく編集はこれでOK!というところまで漕ぎ着けたのです。
曲も数度の調整を経る度にどんどん響くものになっていきマスターとなっていました。

編集と曲が固まったのでようやくオーディオミックスとなったのですが、今回は特にAfrojackの曲を活かすように音にこだわっています。
バトルフッテージではオーディオミックスは、基本的には田畑さんとサウンドスタッフにお任せだったのですが、今回は自分が任されたことでサウンドスタジオで踏み込んだチェックバックを繰り返しました。
曲を立たせるところや抑えるところ、キーになる効果音などをリクエストをして、より音と映像が一体となって体の芯に響くものを目指しました。

 

そうしてサウンドスタッフの頑張りにより、立体感溢れるサウンドに仕上げることが出来たのはトレーラーでお分かりいただけるはずです。
ちなみに会場とWebではミックスが異なり、公開場所に合わせて最適な形にしているんですよ。

余談ですが、スタジオでやりとりをする際真ん中に座った時に「ここにいるとなんかディレクターみたい」と呟いたら、「いや、ディレクターですよw」とサウンドさんに返されてしまいました。
こういう立ち位置で指示を出していくことにはまだ不慣れなものですが、今後もっとうまくやっていきたいですね。



■闘いの終わり #E3会場でもゴンゴン流れておりました

最終的な微調整を経てついに出来上がったE3トレーラー!!
バトルフッテージも苦労して作りましたが、今回はそれがまだ楽な方だったと思えるような難産で、締切を引っ張れるだけ引っ張りながら無事納品することが出来ました。
トレーラー制作とはチームの成果を預かり、それを世に送り出す仕事ですが、その責を果たせたのはFFXVチームが無茶振りに応え、支え続けてくれたおかげです。
多大なサポートに本当に感謝しています。

 

完成したトレーラーはグローバルマーケティングメンバーも「これは最高だ!」と太鼓判を押してくれ、E3会場とWebで公開となりました。E3会場では流石ハコのプロであるAfrojackの味が存分に発揮され、スクエニブースから離れたところでも一際良く響いていたようです!

皆さんはご覧になっていかがでしたか?

完成してみればわずか2分強の動画ですが、その何十倍もの映像がボツとして陰に隠れています。
編集された映像ならそれも珍しいことではないと思いますが、それだけの積み重ねの上に完成形があるんですよ。

ゲーム本編も同じで、クラッシュ&ビルドを繰り返して多くの陰に隠れたものの上に完成しています。
開発一同そうして皆さんに最高の体験を届けるべく頑張っているので、どうぞ応援よろしくお願いします!

僕も編集が終わった後は一週間くらいポンコツでいたいなぁと思ってましたが、そんな間もなく本分の開発に戻っています。
本来開発の僕が今回トレーラーを担当したように、社歴や実績に関わらず実力次第で更なるチャンスが拓けるのがBD2チームのやりがいのあるところです。
トレーラーの次はゲームで。またトレーラー編集の機会があればそちらで。どちらでも皆さんが楽しんでくれるものをお届けできるように頑張ります。

発売まであと3か月弱。お楽しみに!!
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2016.07.01 12:56

トカゲの尻尾さん  komedaさん  kazu3000さん  ほか43人がいいね!

コメント:8件

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Speck0
登録日:2016.07.22 09:36

EXILEの事務所と契約したそうですよ。 落ち目でアジアなら騙せると思ったんでしょうね。 見事にカモられましたね田畑さん

Quelle
登録日:2016.07.06 02:05

短いPVの裏にはこんな苦労が隠れてたんですね!やっぱ開発からの具体的なの書き込みは読み応えがあってとても良いです~もっとこういう記事が増えて欲しい! 残念なタイタン戦で落ち込んでた中、待ちに待った新PVが登場!今までのFF15の曲とは違う雰囲気で一瞬びっくりしましたが、アップテンポな曲ですぐテンションが上がりアーデンから最後ルシスで4人が並ぶシーンは最高にかっこよく思わず悲鳴を上げてしまいました。 AfrojackもこのPVではじめて知りましたが彼がFFの大ファンなのが分かって好感が持てました。 ただE3の後フルバージョンを見て最初の落下シーンで???になりました。モルボルのPVもそうだけど主人公が不格好にやられるシーンをPVに使うのは何故・・落下するにしても最後はガードボタンでかっこよく着地するシーンにして欲しかったです・・・

takemuran
登録日:2016.07.04 18:03

会場で爆音できいてみたかった~(^^)1フレにこだわれないやつは死ね、自分も聞いたことがあります。たしかアニメ関係のなにかで耳にしました。おつかれさまでした!

十六夜【D・D】
登録日:2016.07.03 14:35

いや~Afrojackとのコラボトレーラー、E3会場でゴンゴン流れてましたね(笑)Twitter上で見ていて面白かったです(*´ω`*)もふ~ それにしても次の話題ですが『1フレにこだわれないやつは死ね』という格言があったとは驚きましたねwこれにより、ますますマスターアップされた製品版が楽しみですよ!!これからも精一杯応援させて頂きますです(*´ω`*)モフモフ  (え?何となく文章がおかしいって?・・まあ気にするなです(;´・ω・)もきゅ)

Speck0
登録日:2016.07.03 09:04

曲自体が良くなかったですね。世界で有名だかなんだか知りませんが、クオリティは二流レベル。中田ヤスタカの足元にも及ばないといった感じでした。アレで世界でトップクラスなら中田ヤスタカは神か仏ですね。

ゲーム攻略マン
登録日:2016.07.02 06:55

苦労したのはチョコボの曲後あたりのテンションを上げるところでしょうか。動的に動きまわる映像に、短い映像を繋ぎあわせてハイテンションな映像を作るのって骨が折れますよね。ましてや曲に合わせて作るとなると・・・。  失敗したなと感じたシーンは白色のベヒモスのところですか?本当は英雄の盾でガードした後に、速攻で反撃するシーンを見せたかったんじゃないでしょうか。スローニン戦みたく。んで、余計なシーンはカットした感じだろうか。  最後はアーデンと東京都庁で、何かを感じさせるゆっくりテンポな締め方は良かったんじゃないですか。

ツムリ
登録日:2016.07.01 23:49

開発中の素材を使ったトレーラー造りの厳しさがヒシヒシと伝わってきました 今はマスターアップに向けて全力疾走している時期だと思いますが、こらからも色々な開発秘話が聞けたら嬉しいなと思っています それにしてもタジーはいつの間にアビリティ『あやつる』を習得したんだ?

zacknoct
登録日:2016.07.01 22:30

オープニングの王都城のダイブはシフトすると思っていましたので、「えええ!?」って思ってしまいましたけど…(苦笑)…それはさておき、並々ならぬ苦労をされていたのですね‼本当にお疲れ様でした‼

 
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